虚構世界

NHKのドラマを見ました。NHKなのにクオリティ高くてびっくり。
俺は経済というのは所詮机上の理論に過ぎないと思ってます。
例えば売上高1000億のIT企業*1と500億の家電メーカーがあるとします。
売上だけみればもちろんIT企業の方が企業価値は高いです。
でも大事なのはそれだけでしょうか?
メーカーはものづくりをしています。
目に見えるものを作ることで私たちの生活を豊かにしています。
IT企業は情報という目に見えないもの*2を作り、扱っています。
同じものづくりだけれども、俺は前者の方が好きです。
ものを作るということはとても難しいことです。そして一番大切なのは技術力です。
技術力がなければ、いい人材がいなければ、いい製品は生まれません。
でも職人を育てるのには時間とお金がかかります。設備にコストもかかります。
その点IT産業は有利です。能力さえあれば初期投資は少なめで済むからです。
しかし、20年後、30年後のIT産業はどうなっているかわかりません。
ITバブルだって、余った金が金を生んだだけのいわば虚構です。
ITは形として残りません。だから俺はIT産業は好きではありません。
日本に生まれたからにはものづくりに関わりたいと思っています。
サービス業もその点では微妙ですが、ITとは少し違うものだと思ったので
今回は批判の対象とはしませんでした。
結局何が言いたいのかよくわからないけど終わり。

*1:楽天等サービス中心の新興系を想定。

*2:というよりは実体のないもの。半導体とかはまた別の話